<沖田ルート>
全体的に見ると、龍之介というより沖田の物語でした。近藤さんを想う一人の人間から、近藤さんのための新撰組の刀になるという沖田の決意までの過程を、まあ横で龍之介が見てましたっていう。
本編中で沖田が龍之介から影響を受けることなどはさっぱりないんですね。沖田は近藤さんが全ての人だから、他の人から何を言われてもまったく気にしません。だから本編中に龍之介が何を言っても聞いてくれてない…ですよねあれ。あまりにも交流が浅すぎて、EDで忘れられていても不思議じゃないんじゃないかと心配になりました。ただ龍之介の方が沖田に親近感を抱いて、珍しくも自分の過去を話すのが印象的でした。似た者同士なのかもしれない、というのは興味深い。芹沢さんのこともどこか認めていたようで興味深い。心配だったEDも、沖田と龍之介の距離感が良かった。久しぶりに再会した龍之介への扱いが相変わらずだったのには笑いましたし、刀から一人の人間へと戻った沖田が、当時の新撰組と共に芹沢や龍之介のことも痛みを持って思い出してくれそうで嬉しかったです。
昔馴染み以外でちょっとだけ心を開いた相手として、龍之介の事をなかなか忘れられなかった………とか脳内補完しておこう。
気になるのはEDの龍之介なんですが、新撰組を抜けたあとも一人で行き倒れるような生活を続けていたってどういうことw結局生きる目的も道も何もないまま最後まで不安定な生き方すぎて心配なんですけどwwもう一つの可能性として逃がした龍之介がまた行き倒れとか沖田さんどう思ったんですかー!!
<斎藤ルート>
主人公の意外な才能に4週目にして気付かされたプレイヤーです。し、知らなかったぜ…!
この話の展開がすごく好きです。さすが斎藤さん!本当にすてき。他のルートと違って、龍之介は自分の歩むべき道を見出して、その道を歩むためにも新撰組と別れるというのがすごくよくまとまっていて、納得の行く清々しい別れでした。がんばる龍之介がよくわかるルートです。そしてそれを導いてくれる斎藤さん。やっぱり自分で道を決めるって気分が良いですね。龍之介の話だけど。よかったねよかったねと言ってやりたい。そしてマジ斎藤さんさいこおおおぉぉ!!ありがとう、ありがとう!!!お互いの信じる道を行くって展開が本当にかっこいいと思いました。
そういえば、斎藤さんに剣術を一から習っている龍之介を見ていて思ったのですが、もしかして龍之介って小太刀を使える千鶴ちゃんより弱い?鬼であることを差し引いても、龍之介対千鶴で戦ったら確実に龍之介が負けるよねこれwがんばれ男主人公ww
斎藤さんは本編でも裏方で動くことが多いせいか、土方さんや芹沢さんの思惑が垣間見ることができます。絵を認めてくれたこともあるし、斎藤さんルートの芹沢さんは何かいろいろ考えがありそうで、しかし見えない。もうちょっと…!
EDで斎藤さんと千鶴ちゃんが2人して龍之介の絵を見ているのは、なんだか感慨深かったです。有名になれよ龍之介!そしてお2人さん、その錦絵こっちにも見せてぇぇぇぇぇ。
4週目ともなればさすがに部外者呼ばわりにもなれてきましたが、斎藤さんルートの山崎くんに正面から、なんの信念も持たない半端者と言われたときは心が折れる所でした。私の。
ようやくわかったのですが、プレイ中いつも感じる胸の苦しさを簡単に説明するとこういうことですね↓
新撰組の面子「深入りしないうちにさっさと出て行け」
龍之介「深入りしないうちにさっさと出て行きたい」
プレイヤー「もっと新撰組といっしょにいようよーなかよくなろうよー」
なんというジレンマ(´;ω;`)ブワッ
あと2週目終わってから気付いたのですが、隊士別行軍記に芹沢さんの名前があるじゃないですか!なにこれやった芹沢さんルート!?楽しみだから最後までとっておこう!!!
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